2007年12月4日火曜日

イノシシ対策でゴルフ場でも効果を発揮

イノシシ被害に対しての効果を再度確認するため日光のゴルフ場に貸し出しました。

10月中旬から2スピーカータイプの装置を設置してからイノシシに荒らされなくなったとの連絡があり現場を見に行ってきました。予想道り新しく芝生を荒らされている場所は有りませんでした。

ゴルフ場の設備管理の方はとても喜んでいました。
しかし、他にも7ヶ所荒らされている所が有るのでそこも見てきました。

1台では足りないので、もう1台設置してきました。

おそらくここでもイノシシが出なくなるでしょう・・・・

11月初旬足柄のゴルフ場でもイノシシ被害で困って居るので貸して欲しいとの連絡が有り、11月上旬に2スピーカータイプを持ち込み現場を見てきました。

一応ゴルフ場周辺には鉄の柵を設置してありましたがいつの間にか柵の中に入り住み着いてしまったので困っているとの事でした。
日光のゴルフ場の場合より深く芝生を掘り返されていました。

1ヶ月過ぎていないので経過は聞いていませんが、おそらく設置した場所には出てこないでしょう。
結果がわかり次第ここに書き加えます。

イノシシには絶対的な効果が有ります。
自分の作った物が世の中に役立つと思うと・・・ 嬉しいです。
詳しくは、http://www9.wind.ne.jp/meisan-d/

2007年10月7日日曜日

サル被害対策

超音波発振器でのサル対策の実験
結果として効果ありました
たった1台の超音波発振器で50m×30mの畑(レンタル農園)にサルが来なくなりました。
同時に周辺でサルを見かけなくなりました。
4つのスピーカーで超音波を発生(120W)到達距離は100m以上(周辺状況によります)

今年の3月他の場所で実験開始してこの8月末まで設置し実験しましたが、
周辺の畑でサルが出てきた、作物に被害が有ったの報告が有りませんでした。
サルに効果が有ったのか、無かったのか?です。
8月終わりに、レンタル農園でサルが出没作物が荒されて困っているのでそちらに
超音波発生器を移動。
移動後3-4日は、サルも来ていましたが、それ以降サルが近づかなくなりました。
農作物がまだまだ実っていますが、サルは出てきません。
成功です。現在まで1ヶ月以上現れていません。
おそらく他の場所に出ていると思いますが。

柵、電気柵、網等は張っていません、見た目(外見上)全くの無防備です。
それでもサルは、嫌な音がすると言うことで寄って来なくなりました。
当然これからも同じ場所で実験継続します。
200m離れた農園にも今月末超音波発振器を追加設置して実験をします。

サル被害に対して色々な方法が有りますが、 特徴、欠点は
1.柵、電気柵、網のように管理の手間が掛からない
2.電気代は僅か(30Wの電球を付けているぐらいです)
3.装置の移動が簡単
4.装置の側に寄ると多少の雑音が聞こえる。
5.イノシシ、サルに大きな効果がある。
6.イノシシ、サルから守るのではなく、イノシシ、サルを追い払う、近づけない(発想の転換)
7.今は、AC100Vが必要(バッテリーでは、1-2日で充電の必要がある)

これからも実験を続けて行きます。

シカに対する実験もしていますが、決め手がまだ見つかりません。
見つかったら報告します。

2007年10月5日金曜日

イノシシ対策

イノシシ対策の検証に1年掛かりました。
従来の方法、花火、柵、電気柵、網の方法と全く異なる方法で有るが故なかなか実験場所の確保に時間が掛かった。
その方法とは、超音波でイノシシの嫌いな音を出し追い払う或いは近づけないようにする方法である。
この方法は、今まで世界中で実験されたことが無いと思う。なぜなら超音波でのイノシシに関する論文が出版されていないようである。
只単に特定の超音波を出してもイノシシは逃げない。
特定の周波数の特定、
どのように超音波を出すか、
スピーカーは、
部品として、出来るだけ市販品を使用する。
実験段階で色々な音が出せる・・・・
など色々有りましたが、どうにかイノシシが嫌がる音が判り、新たな装置を作り実験
ところが、なかなか実験する場所が見つからない。
当然、都会、町中ではイノシシを飼うことが出来ない。
それでは、何処に行けばイノシシが居るのか?
結局イノシシ被害で困っている所で実験に協力してくれる所、電源として100Vが近くに有る所
周りに民家が無い所、効果が無くても実験を継続させてくれる所・・・・
これらの条件がそろった所は早々無い。
探し始めて1年でどうにか協力して貰える所が見つかった。
その時は本当に嬉しかった。
その場所は、新しくイノシシに掘り返された痕跡が沢山有った。
その場所は、群馬県高崎市倉渕町の”ほたるの会”です。
”ほたるの会”の方々には大変お世話になりました。
設置方法は山(林)沿いに30メートル間隔jで60Wの装置を2台設置しました。
超音波発生時間は30秒鳴らし30秒休みで繰り返す方法で毎晩9時から翌朝7時まで鳴らしました。
設置後1週間目に見に行くと新しい痕跡が有りません。
設置後1月やはり新しい痕跡が有りません。
毎週確認しましたがイノシシが出て来た新しい痕跡は見つかりません。
設置後約10ヶ月これまでの所イノシシが現れた形跡は有りませんでした。
設置後10ヶ月を過ぎた時点で超音波発生装置を撤去、その後1ヶ月イノシシが現れた痕跡は有りません。
イノシシが戻ってくると良くないので再度超音波発生装置を設置しました。
このようにして、超音波装置の実地検証を行いイノシシ対策として効果が有ることを確認しました。
この装置を使うことでのメリットは、
柵、電気柵、網等を用いないので景観を損なわれる事がない。
網が壊された。網が切れた等の手入れが必要ない。メンテナンスが楽である。
耕作地への出入りが自由である。
イノシシの場合、夜間だけの超音波発生なので人間にとって気にならない。
超音波であるので音波発生中でも人間の耳に聞こえる音は僅かである。
問題は、超音波発生時の消費電力の問題で現在は交流100Vが必要である事
将来は(充電器が安価になれば)DC12Vでも使えるようにと考えている。
ちなみに消費電力は、音波発生時0.4A or 0.7Aである。停止時は10mA以下です。
直流DC12Vでは、4.4A or 6.7Aです。停止時は、20mAでした。

イノシシから畑を守るのではなく、イノシシを追い払う近づけないの発想転換です。
人間でも嫌なら逃げますが、嫌でなければ障害有っても近づきますね!!
この考え方の違いが、柵、電気柵、網と超音波との違いです。

皆さん、発想の転換が必要です。